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最低賃金 和歌山は980円へ
10月に入りました。
10月といえば、最低賃金が改定される月ですね。
今年も全国的に大幅アップとなっており、全国平均は51円アップの1,055円となりました。
弊社がある和歌山県は929円から980円へ、全国平均の上り幅と同じく51円アップです。
石破首相は、2020年代に最低賃金の全国平均を時給1500円に引き上げる目標を掲げているそうなので、今後も毎年上がっていくことが予想されます。
賃金が上がることで労働者の生活水準が向上し、消費の活性化、経済全体の成長を促進する要因となりえます。一方で、企業にとっては人件費の増加が負担となるケースもあり、中小企業や労働集約型の産業では財務的な圧力が高まる可能性があります。この影響を受けて、雇用を減らしたり、事業を縮小せざるを得なくなるケースも考えられますので、最低賃金が上がり続けるこの状況を手放しでは喜べません。
企業の生産性向上や効率化支援を行う政策がより積極的に行われ、早い段階で労働者にとっても企業側にとっても賃金上昇をポジティブに捉えられる日がくることを願います。